最近読んだSSの話(2019/02/07)
少し間が空きましたが忘れてはいません。眠いですが記事を書きます。
好きなキャラクターのSS紹介ばっかりですね。SSは読んでいるほうだと思っていましたが、無自覚で好きなキャラクターのものばかり選び取っていたことにやっと自覚的になれました。それだけでもこのブログを始めた甲斐があったと言えます。
さておき、SSの話です。この作品は通常と異なる世界線を描いたもので、具体的にはまゆのPが男性ではなく女性です。では佐久間まゆは女性に一目惚れして仙台からはるばる東京へやってきたのかといわれればそうでもない。まゆが一目惚れした男性には実は彼女が別にいて、その女性こそがまゆを担当するPで......といった話です。俺はテンプレートというかよくある設定みたいなのを毛嫌いしていて、いや毛嫌いってのは言い過ぎにしても、そういう誰でも思いつけるような、アイデアのない作品に価値をあまり見いだせない体質です。この作品はそういうものの真逆を行っているわけで、要するに新鮮で(同じような構図なら普遍的なのでしょうけど、佐久間まゆをその構図に当てはめた作品を知らないので、そういう意味で新鮮)、どうしようもなく誰かに紹介したくなるのです。デレマスSSにはアイドルの王道を往くような少年漫画的な作品が結構あるわけですが、よほどの文章力や構成力などがなければそれらは鋳型にはめた量産機にしか思えないんですよね。例えば白菊ほたるなんか本当に分かりやすい例で、あの子は「不幸な少女が自らの手で幸せを掴む」みたいなメッセージ性をいちいち持たせやすく、あの子のアンニュイな雰囲気が文学チックな世界観とマッチするのも手伝って、それで白菊ほたるがそういう感じでハッピーになるSSが生まれてゆくのです。俺はそういうのをつまらないと思う人間です。そう思わない人間もいると思うし、そっちの方が幸せだと思ってもいます。無論ほたるSSにはそうじゃない作品も相当数あって、それらが型にはまってるかどうかなんて読み切ってみないと分からないのですけどね。
まゆのSSといえば、いくつか（かなり）好きな作品があるので、いつか紹介出来たらなぁと思っています。
