架空生命ストリキニン

小説、大衆音楽、芸術

痒い

  • 痒み止めのために患部にくだんのヤードムを塗っているが、痒みが治りそうにない。ところで痒いという漢字は的を射てすぎていると思う。病気の羊ほど痒そうな存在はいない。
  • コンビニのアイスコーヒーを買いに行き、氷入りのプラカップにコーヒーを注いでいると、そこではじめてシロップがないことに気づく。シロップがないというのは家にないというのでなく、コンビニコーヒーの機械にはミルクやシロップ、シュガーや蓋が入った棚みたいなのが付属していて、シロップだけ切れているのである。仕方なしにシュガーだけ取ってコーヒーを待っていると、店員の人がやってきて、おずおずとシロップをくれた。おかげで未開封のシュガーが余ってしまった。関係ないが、帰り道、ギターを背負ってパスタ屋に行ったらいつもより店員の愛想がよいことに気づいたのを思い出していた。素性の知れない人間には警戒するようなつくりになっている。
  • 日記は飽きるよな、と思う。こういうふうにして書いているのも、一週間ぐらい経てばやらなくなっている。自分のことだから。